格安な輸入スタッドレスタイヤはありか

2021年12月17日

格安な輸入タイヤは、オートウエイやタイヤ激安王など輸入タイヤを専門で扱うショップ以外でも、フジ・コーポレーションやカーポートマルゼンなどの大手タイヤ通販でも扱っており、最大の特徴はやはり価格が安いことです。

この輸入タイヤですが、各通販ショップ毎に様々なメーカーが取り扱われています。

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通販ショップごとで異なる扱っているタイヤメーカー

輸入タイヤは、スタッドレスタイヤも多く扱われており、大手タイヤ通販サイトのフジコーポレーションやカーポートマルゼンでは国内メーカー品を主に、一部ヨーロッパ系の輸入タイヤも販売しています(2021年時点ではアジア系メーカーも取り扱い)。

オートウエイやタイヤ激安王など輸入タイヤをメインに販売している通販ショップでは、ヨーローッパ系のメーカーに加えて、中国・台湾・韓国・インドネシア・中東ドバイなどディープなアジアンメーカーなど幅広く取り扱っています。

価格がかなり安いのでとても気になる輸入タイヤですが、あまり馴染みのないメーカーばかりなのでちょっと不安ですよね。

通販で買える代表的なタイヤメーカー

ここでは、海外のタイヤメーカーの中で、大手のタイヤ通販ショップや輸入タイヤショップで取り扱っている輸入タイヤメーカーについていくつかピックアップして紹介します。

格安の輸入タイヤ検討の参考にしてみてください。

INTERSTATE(インターステート)

1973年設立のゴム製品メーカーで、オランダに本社があります。ヨーロッパをメインに展開し、世界48か国で販売されているようです。

ユーザーの声ですが、新雪・隔雪路面では問題ないようですが、アイスバーンでは若干厳しいようです。

また、接地面のゴム材質が固いため、舗装路での静粛性は高く、サマータイヤと遜色ないとの声が多く聞かれます。

フジコーポレーションなどで扱っています。

PIRELLI(ピレリ)

これは知っている方も多いのでは?イタリアの老舗タイヤメーカーですが、今は中国の国営化学メーカーの傘下になっています。

2014年に日本市場に投入されたブランド『アイスアシンメトリコ』は日本の冬を研究した製品で、特に氷上性能にこだわって開発されました。

ピレリといえば昔は超高級ブランド品でしたが、今はネットで国内メーカータイヤに比べてかなり安く販売されていますので通販でも人気の商品です。

フジ・コーポレーションやカーポートマルゼンなど多くの店舗で扱っています。

NOKIAN(ノキアン)

フィンランドのタイヤメーカーです。

1934年に世界初の冬用タイヤを製造した老舗メーカーで、北欧諸国とロシアでの冬用タイヤシェアはNo.1だそうです。

また、BMWやメルセデスメンツ・ジャガーなどから冬用タイヤとして推奨を受けていて、正規ディーラーでは純正品として販売されています。

日本では阿部商会が正規輸入販売元となっています。

カーポートマルゼンでなどで取り扱っています。

NANKANG(ナンカン)

台湾のタイヤメーカーで、創業は1959年と意外と長い歴史を持ちます。

サマータイヤは大経タイヤの商品バリエーションが豊富なこともあり、日本でも人気のタイヤメーカーですが、スタッドレスタイヤもラインナップしています。(スタッドレスタイヤの製造開始は1997年からのようです)

オートウェイなどで取り扱っています。

MOMO(モモ)

イタリアのメーカーで、ハンドルなどは有名です。一時期は、多くの自動車メーカーのスポーツ/カスタムモデルなどでモモのハンドルが採用されていました。しかし、タイヤ製造の歴史は浅く2000年からだそうです。

購入者の評価は総じて好評でコストパフォーマンスは高いようです。

こちらもオートウエイなどでの取り扱いになります。

その他

その他、インドネシアのATR・ドバイのジーテックスなどかなりディープなメーカーもあります。これらは、主に輸入タイヤ専門通販での取り扱いになります。

フジコーポレーションとカーポートマルゼンは、スタッドレスタイヤに限ってはヨーロッパのメーカーしか扱っていないようです。

輸入タイヤ専門店は、ヨーロッパ系からディープなアジアン系まで幅広く取り扱っています。

購入者の声は

これら輸入タイヤの雪上での性能ですが、殆どのユーザーが国内メーカータイヤに比べると劣る、特に氷上性能で致命的な差を感じているようです。また、経年劣化が早いなどの声も聞かれます。

しかし、それはある程度承知の上での購入なので大きな不満もないようです。

短シーズン使用で余程過酷な路面でなければありかも

国内メーカーに対して氷上性能面などで劣るとの声が聞かれる輸入タイヤですが、それほど過酷な雪上走行はしない方や2-3年くらい使用したらサイズ違いの車に変える予定の方は、安く購入できますので検討対象にされてもいいのかなと思います。

輸入タイヤ購入時の注意点

ポイント

安い輸入タイヤですが、サイズによってはプラス2-3千円で国内メーカー品(4本セット)が買える場合もありますので必ず価格を比較するようにしてください。

安さこそが最大のメリットの輸入タイヤですがここで気を付けていただきたいことがあります。

タイヤ通販ショップは、国内メーカータイヤでも特によく売れる量販サイズは大量に仕入れます。

大量仕入れされた国内メーカーのタイヤは、単価も安くなりますので、輸入タイヤの価格に対して、プラスアルファ程度(4本セットでプラス2-3千円)で販売されているものもちょくちょく見かけます。

『この輸入タイヤ安い!』 と思っても、必ず国内メーカータイヤと価格を比較するようにしてみてください。

プラス2-3千円程度なら、もちろん国内メーカー品の方がいいですからね。

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