アルトのバッテリー交換で困った話
去年年末の休日の朝、購入後もう少しで5年が経過するスズキアルトのエンジンをかけようとスターターを始動したところクランキングが遅い…エンジンがかからない。
一度イグニッションをOffにして電装品をすべて切った状態で再始動したら何とかエンジンがかかりました。
ということでバッテリー交換が必要になったのですが、バッテリー選びで苦労しましたのでこのことのついて紹介しておきます。
バッテリー形式の見方
私のアルトのバッテリーは『K-42R』という形式です。
K-42R
形式が上のように表示されていた場合のアルファベットと数字が表す意味についてせっかくですので紹介しておきます。
- K: バッテリー本体のサイズ “K”はアイドリングストップ車用バッテリーランクです
- 42: バッテリーの性能ランク(始動性能や容量)で50未満は2刻み、50以上は5刻み
- R: 端子位置 Rは端子が右側、Lは左側 Lタイプの場合、Lの表示がないことがあります
スズキ車のアイドルストップ用バッテリー
このK-42Rをネットで調べたところ6-7千円で販売されていたのですが、届くのが最長で3日後になっていました。月曜日の朝エンジンがかからなかったら困ります。
仕方がないので近くのカー用品店やホームセンターに見に行ったのですが、K42Rがどこにも置いていないのです。代用できるものがないかとカー用品店に置いてある適合表を確認したところM65Rが適合するようなのですがこれがめちゃくちゃ高い。
このめちゃくちゃ高いM65Rの値段をネットで調べるとやはり7-8千円で販売されています。なにか損をしたような気分になったのでM65R以外で適合するものがないかもう少し探してみることに。
色々調べた結果、パナソニックのサイトでK42Rに適合するバッテリーが掲載されていて、形式はM65RのほかにM55RとM42Rが適合するようでした。
近くのカー用品店とホームセンターを回ったのですがM55Rでも1万円3-5千円と結構します。最後に寄ったホームセンターでM42Rをやっと見つけたのですがそれでも1万円ジャスト。因みにM42Rのネット価格は5千円台~でした。
これ以上安いバッテリーが見つかりそうになかったのでこれを買って自分で取り付けました。
ネットで購入したバッテリーなど自分で取り付ける際の注意点
今回は仕方なくホームセンターで購入しましたが、ネットで安く買ったバッテリーの取付けについていくつか注意点がありますので紹介しておきます。
古いバッテリーの廃却
先ず、バッテリーを自分で交換する時困るのが古いバッテリーの廃却です。
今回購入したホームセンターでは、購入個数分のバッテリーは引き取りますと言われたので古いバッテリーはお願いしましたが、通販で購入した時の廃棄はちょっと困りますよね。
でも、最近はバッテリーの無料引き取りをしてくれるネットショップもたくさんあります。例えばカーエイドストアなら¥3980以上のお買い物で、無料で回収してくれます。手続きも簡単で配送業者の方が自宅まで取りに来てくれます。
バッテリー交換後の初期設定
もう一つは、バッテリーを交換した後に必要な初期設定です。
最近の車はエンジン性能や燃費向上のために学習機能がついていて、バッテリーを交換したりバッテリーターミナルを外した後は初期設定が必要な場合があります。
車種ごとに必要な初期設定があり、詳しくは取扱説明書に記載されています。
因みに我が家のアルトは、パワーウインドの挟み込み防止機能の初期設定が必要でした。
交換を近くのサービスショップで頼む
バッテリー交換をやったことがなくて不安・初期設定がよくわからない方は、近くのサービスショップで交換してもらうこともできます。
どこに頼めばいいかわからない方は、中古車情報誌グーでお馴染みのプロトが運営するグーピットなら、バッテリー交換に対応してくれるサービスショップの検索・事前予約ができて工賃は基本一律料金となっています。バッテリー交換なら初期設定込みで¥1100となっています。
バッテリーは早めに交換を
今回はバッテリーをぎりぎりまで使ってしまったことで結局通販の安いバッテリーを手に入れ損ねました。
色々検索していた中で知ったのですが、この形式のバッテリーはスズキしか使っていないようです。
約5年間もよく持ってくれたとは思いますが、やはり比重チェックをしっかり行って、早めに交換したほうがいいですねというお話です。