私がタイヤ通販で購入したスタッドレスタイヤの製造年月日

2020年1月20日2024年10月14日

ネット通販で購入したタイヤは、シーズン落ちのものが送られてくるといった情報をよく見かけます。

また、カー用品店でスタッフの方と話をする中で、ネットで売っているタイヤの話になると必ず『通販はシーズン落ちのタイヤですから性能が不安ですよ。』 といわれます。

はたして本当なのでしょうか？このページでは、私が購入した商品例を紹介しながら、確認していきたいと思います。

タイヤ通販のタイヤは製造年月日が古い？

私は何度かスタッドレスタイヤタイヤをネット通販で購入していますが、どのメーカー品もその年に製造されたものが送られてきました。

最近では、2018年の12月にハスラー用のスタッドレスタイヤ(メーカーはグッドイヤー)を購入しましたが、製造年月日を確認したところ18年の46週目(10月)に製造されたものでした。

私の手元に届く約1か月半前に製造されたものです。

タイヤの製造年月日の確認方法

ところでタイヤの製造年月日の確認の方法を知っていますか？

ハスラーのスタッドレスタイヤの画像で紹介します。タイヤの側面に以下のような印字がされています。

左の【46】が製造された週数で、【18】が西暦2018年の下2桁を表しています。つまり、2018年の46週目に製造されたスタッドレスタイヤだということが印字されています。

ネットで購入確定した日が2018年12月4日ですので、約1か月半前に製造されたタイヤであることがわかります。

シーズン落ちのスタッドレスタイヤが届くことも

ただし、大手であるカーポートマルゼンもフジ・コーポレーションも自社のホームページで、購入されたタイヤの製造年月日の指定はできませんと明記しています。在庫状況などによってはシーズン落ちのタイヤが送られてくることも確かにあるようです。

シーズン落ちタイヤは性能が劣るのか(経験談)

一方、過去に実店舗で3シーズン落ちのスタッドレスタイヤを購入したこともあります。

以下も私の体験談です。

数年前にどうしても急いでスタッドレスタイヤを購入しないといけなくなり、通販での購入が間に合わなかったため、急遽知り合いのカーディーラーの営業の方におまかせでスタッドレスタイヤとホイールのセットを購入したことがあります。そのスタッドレスタイヤ(ダンロップ)は自分も納得した3シーズン落ちのモノでした。

この時のやり取りは、『国産で安ければ何でもいいです。』と伝えたところ、『ちょうど在庫があるようだけどシーズン落ちでもいい？』と聞かれたので『OKです。』と回答して取り付けてもらったのが3シーズン落ちのスタッドレスタイヤでした。ただしネット通販に匹敵するくらいの安値で購入できました。

私は、3年落ちのスタッドレスタイヤとネット通販で購入した新しいスタッドレスタイヤの両方を保有していますが、どちらも初期・経年ともにしっかり雪道でグリップして大活躍してくれています。

シーズン落ちタイヤの性能試験結果

シーズン落ちで新品のスタッドレスタイヤの性能劣化はどの程度のものなのでしょう。

フジコーポレーションでは、スタッドレスタイヤの経年劣化について、最新年製造タイヤと1シーズン落ち・2シーズン落ち(全て新品)のタイヤの氷上制動距離を比較したところほぼ同じであったとネットで公表しています。

この評価は内閣府所管の【タイヤ公正取引協議会】という団体が、タイヤメーカーと共同で実施したもので、“適切な環境で保管されていれば同等の性能を保つ ” と結論づけられています。

雨ざらしや強い日差しが照り付けるなど過酷な環境でなく、屋内で適度な温度と湿度で保管されていれば2－3年ではタイヤは劣化しないということなのでしょうね。

どうしても気になる方は通販での購入はやめた方がいいかも

私はシーズン落ちでも全く気にしませんし、実際に使ってその違いを感じたことはありません。数年使っても経年劣化に差があるようにも感じません。

製造年月日にこだわりがある方は、性能どうこうより新古品をつかまされるといった感覚があるのかもしれませんね。

私は経験がありませんが、通販でシーズン落ちのタイヤが送られてくる可能性もあるようですので、どうしても気になる方はタイヤ通販での購入はやめておいた方がいいかもしれません。